一般歯科
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虫歯の削除
最初に虫歯部分を削ります。
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詰め物の準備
虫歯を全て取り除いた後、詰め物をする準備をします。
- CRの充填
詰め物としてコンポジットレジン(CR)を使用します。
CRは流し込んで光を当て、硬化させます。 - 仕上げ
CRが固まったら、かみ合わせの調整や表面の磨きを行い、治療を完了します。
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虫歯の削除
こちらも最初に虫歯部分を削ります。
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型取り
詰め物や被せ物のための型を取ります。
- 装着物の製作
型を基に技工所で装着物を製作します。
この工程では患者様の来院は必要ありませんが、一週間以上の待ち時間が発生する場合があります。 - 装着
装着物が完成次第、患者様の口内に装着し、治療を完了します。
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歯髄の除去と根管治療
感染した歯髄を取り除き、根管を拡大して消毒します。これは通常、数回にわたって行います。
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根管充填
根管内に薬剤を詰めて封鎖します。
- 土台の形成と型取り
被せ物のために土台を形成し、型を取ります。
- かぶせ物の装着
装着するかぶせ物は、以下の2種類から選択できます。
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抜歯
高度に進行した虫歯や深刻な感染がある場合、影響を受けた歯を抜歯します。
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抜歯後の初期段階(2日後)
抜歯した穴に血が溜まり、ゼリー状に固まります。
これにより傷の治癒過程が始まります。 - 中期段階(2~3週間後)
傷の周囲の歯肉が徐々に覆い、穴が塞がれ始めます。
- 後期段階(1~2ヶ月後)
新しい歯肉が形成され、穴が完全に塞がれ、完治します。
- 入れ歯の作製
必要に応じて、抜歯した部分の機能や見た目を補うために入れ歯を作製します。
抜歯は患者様にとって大きな処置であり、その後のケアやフォローアップが非常に重要です。
当院では、患者様が快適に治療を受けられるよう、抜歯から回復過程、入れ歯の作製に至るまで丁寧にサポートします。 -
レーザーによる殺菌
レーザーを用いて虫歯菌を殺菌します。
レーザーによる殺菌は非侵襲的で効果的な方法です。 -
虫歯の除去
殺菌後、虫歯部分を削ります。
- ドックベストセメントの充填
虫歯を取り除いた後、ドックベストセメントを詰めます。
このセメントは銅イオンを含み、象牙質を無菌化する効果があります。 - グラディアの充填
最後にグラディアを詰めて固めます。
グラディアは見た目が自然で、耐久性に優れた充填材です。 -
レーザーによる殺菌
最初にレーザーを用いて虫歯菌を殺菌します。
レーザー治療は非侵襲的で、虫歯菌を効果的に除去できます。 -
虫歯の除去
殺菌後、虫歯部分を慎重に削ります。
- ドックベストセメントの充填
削った部分にドックベストセメントを詰めます。
このセメントは銅イオンを含み、虫歯に侵された部分の無菌化に効果があります。 - 口腔内スキャナーによる型取り
精密な型取りのために口腔内スキャナーを使用します。
これにより、より精確で快適な装着物を製作できます。 - 装着物の装着
約一週間後、製作された装着物を患者様の口内に装着します。
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歯髄の除去と根管拡大・消毒
最初に、感染した歯髄を取り除き、根管を拡大して消毒します。
このプロセスは通常、数回にわたって行われます。 -
レーザーによる殺菌
次に、レーザーを使用して虫歯菌を殺菌し、炎症を鎮めます。
レーザー治療は、消毒が届きにくい部分も殺菌できるため、従来の治療法よりも効果的です。 - 根管充填と土台の形成:
根管内に薬剤を詰め、土台を作ります。これにより、歯の強度と安定性を回復させます。
- 口腔内スキャナーによる型取り
精密な型取りのために口腔内スキャナーを使用します。
これにより、装着物のフィット感を高めます。 - 装着物の装着
約一週間後、製作された装着物を患者様の口内に装着します。
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状態の確認
歯の根の部分だけが残っている状態を確認します。
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レーザーによる歯肉除去
レーザーを使用して歯肉を除去し、埋もれていた歯の一部を露出させます。このプロセスは、非侵襲的で正確な操作が可能です。
- 土台の確保
露出した歯の部分で、被せ物のための土台を確保します。
- 土台の作製
新しい被せ物のための土台を作ります。
- 口腔内スキャナーによる型取り
精密な型取りのために口腔内スキャナーを使用し、正確な装着物を作成できるようにします。
- 装着物の装着
約一週間後、製作された装着物を患者様の口内に装着します。
幸田歯科医院のむし歯治療
当院では、患者様の歯の健康を最優先に考え、なるべく歯を削らない虫歯治療を心がけています。
従来の虫歯治療では、虫歯に感染した部分を削り取り、薬を詰める方法が一般的でした。これは感染部を確実に取り除く効果がありますが、健康な歯の部分も削る必要があるため、歯の寿命を縮めるリスクも伴います。
当院の治療では、カリソルブ治療やドックベストセメントを用いることで、歯を削る量を最小限に抑えます。これらの治療法では、薬剤を使って細菌を死滅させるため、歯の健康を長期にわたって保つことが可能です。また、再発を防ぐために、一つひとつの処置を丁寧に行っています。
当院では、虫歯や歯周病の治療を始める前に、まずリスク検査を行います。この検査により、患者様がそれぞれの病気になりやすいかどうかを判断し、その結果に基づいて必要な処置をご提案し、適切な治療を行います。患者様のお口の健康を守るために、最新の治療方法と丁寧な対応を提供しております。
銀歯を使用しない治療
当院では、銀歯を使用しない虫歯治療を推奨しています。
保険診療で一般的に使用される銀歯は、金銀パラジウム合金で作られており、非常に高い強度を持つ材質です。
しかし、この銀歯にはいくつかのデメリットがあります。
虫歯の再発がしやすい
銀歯の周辺は密閉性が完全ではないため、微小な隙間から細菌が侵入し、虫歯が再発しやすくなります。
歯周病の進行がしやすい
銀歯の辺縁が歯肉に接触し続けることで、歯周病の進行を助長することがあります。
金属アレルギーのリスク
金銀パラジウム合金は、一部の人に金属アレルギーを引き起こす可能性があります。
歯の割れ
銀歯は硬いため、噛む力が歯に集中し、歯が割れるリスクを高めます。
これらの理由から、銀歯を使った治療により、以前治療した歯が再発することがあります。
当院では、これらのデメリットを回避するために、銀歯を使用しない治療法を採用しています。
これにより、虫歯の再発を防ぎ、患者様の健康を長期にわたって守ることを目指しています。
患者様には、より安全で長持ちする治療を提供することに努めております。
白い詰め物・かぶせ物
銀歯を用いた治療では、時間が経つにつれて銀歯と歯の間に隙間ができることがあります。この隙間は、虫歯菌が侵入しやすくなり、気づかないうちに銀歯の下で虫歯が進行する原因となります。
対照的に、自由診療の虫歯治療では、透明で自然な見た目の白い詰め物や被せ物を使用します。これらの材料は金属を含まず、金属アレルギーの心配がなく、歯との接着性も優れています。その結果、虫歯菌が侵入する隙間を減少させ、虫歯の再発リスクを低減します。
当院では、一時的な治療ではなく、患者さんの一生涯にわたる口腔健康を考慮した治療方法を提案しています。自費診療となりますが、長期的な視点から見ても、白い詰め物や被せ物を用いた治療が最終的には患者さんにとって有益であると考えています。白い詰め物や被せ物は見た目にも自然で、歯の健康を長く保つための効果的な選択肢となります。
むし歯のステージとステージ別の治療法
CO(シーオー:初期う触)
CO(シーオー:初期う触)は、虫歯が始まる直前の状態を指します。この段階では、歯が徐々に溶け始めているものの、まだ穴が開いたり、歯が黒く変色したりすることはありません。したがって、この初期段階の虫歯は、適切なケアによって進行を防ぐことが可能です。
CO段階での対策として、フッ素入りの歯磨き剤を使用することが推奨されます。フッ素は、歯の再石灰化を促進し、虫歯の進行を防ぐ効果があります。再石灰化とは、歯のエナメル質にミネラルが再吸収されるプロセスのことで、これにより歯は再び硬く健康な状態に戻ることができます。
C1(エナメル質う触)
C1(エナメル質う触)は、初期の虫歯段階を指します。この段階では、歯のエナメル質が溶けて小さな穴ができていますが、象牙質にはまだ到達していないため、通常痛みはありません。C1段階の虫歯は、歯の表面のみが影響を受けており、象牙質が露出していないため、再石灰化での回復は望めません。
この状態の虫歯治療では、虫歯になった部分を最小限に削り、白い詰め物で修復します。この白い詰め物は保険適用内で行うことができ、見た目も自然です。治療は比較的簡単で、虫歯の進行を防ぎ、歯を健康な状態に保つことができます。
C2(象牙質う触)
C2(象牙質う触)は、虫歯がエナメル質の下にある象牙質まで達しています。冷たい物や甘い物がしみたり、触ると痛みを感じたりします。
治療は、虫歯が小さければ、保険適用内の白い詰め物をして終わりです。虫歯が深部まで広がっている時は、麻酔をして大きく削り、詰め物を装着します。
C3(神経まで達したう触)
C3(神経まで達したう触)は、虫歯が重度に進行した状態を指します。この段階では、虫歯がエナメル質と象牙質を通り越し、歯の神経まで到達しています。その結果、激しい痛みを感じることが一般的で、神経が壊死すると根の部分で炎症を起こしたり、膿が溜まったり、歯茎が腫れるなどの合併症が発生します。
この段階の虫歯治療には、根管治療(根の治療)が必要になります。根管治療では、まず麻酔をして痛みを抑え、神経や膿を取り除きます。その後、歯の根の内部を清掃し、感染源を取り除いた上で、歯の内部をきれいにします。最後に、歯を保護し強度を回復させるために被せ物や詰め物を施します。
C4(残根状態)
C4(残根状態)は、虫歯の進行により歯の冠部分が壊れて失われ、根だけが残っている状態です。多くのケースでは抜歯が必要となりますが、まだ治療可能な歯質が残っている場合は、根管治療の後に被せ物をつけることができます。
治療が不可能な場合は、抜歯後にブリッジ、入れ歯、インプラント、または歯の移植を用いて、失われた歯の機能を回復させる方法があります。
保険内でできるむし歯治療
C1・C2の治療方法
保険診療におけるC1・C2段階の虫歯治療方法は、虫歯の範囲に応じて異なります。
小さい範囲の虫歯
大きい範囲の虫歯
C3の治療方法
C3段階の虫歯治療(保険診療内)は、感染が歯の神経(歯髄)に達しているため、以下の手順で行われます。
銀歯:
強度が高いが、見た目が金属色であることや金属アレルギーのリスクがあります。
CAD/CAM冠(プラスチック):
プラスチック製で見た目が自然であるが、銀歯に比べると耐久性がやや劣る場合があります。
C4の治療方法
C4段階の虫歯は、非常に進行した状態を指し、通常は抜歯が必要です。
保険診療におけるC4段階の虫歯治療方法は以下のように進行します。
自費診療のむし歯治療
C1・C2段階の自費診療方法
小さい範囲の虫歯治療
ドックベストセメントは銅イオンを含む特殊なセメントで、虫歯に侵された歯の象牙質を無菌化します。
このセメントは、必要以上に歯を削らずに済むという大きな利点があり、その殺菌力は半永久的に持続します。
大きい範囲の虫歯治療
〈自費診療の詰め物の選択肢〉
自費診療における詰め物には主に以下の2種類があります
e-max: 高強度かつ美しい透明感を持つセラミック材料です。自然な見た目で、耐久性にも優れています。 ジルコニア: 強度が非常に高いセラミック材料で、耐摩耗性に優れ、長期間にわたる使用に適しています。
C3段階の治療方法(感染根管治療)
C4段階の治療方法(クラウンレングスニング)
クラウンレングスニングは、歯を抜かずに残すことが可能な場合に適した治療方法で、特に歯冠部分が損失した場合に有効です。
この治療は、患者様の自然な歯をできるだけ保存し、機能性と美観を回復することを目指しています。
幸田歯科では、患者様一人一人に合った最適な治療をご提案いたします。ぜひお気軽にご相談ください。